K326次 27キロ25分の濃密な旅
Tuesday, February 26th, 2008 24日は広州の北にある花都へ列車で行った。最寄りは広州北駅となるが、停車する駅が少ないため、慎重に列車を選ぶ必要があった。本来なら韶関行きのN快速に乗車しなかったが、停車する列車がやはりないため、K326次広州~温州行きの列車に乗車することになった。
切符は前日に購入したのだが、ちょうど駅から離れた距離の場所にいて、たまたま代理售火車票の看板を発見。短距離硬座だからだめもとで聞いてみたが、あっさりあった。しかし10元の切符を買うのに5元の手数料を払うのは何か切ない。逆に考えるんだ、駅往復のバス代と並び待ち時間を5元で買ったんだ、と考えるんだ。
当日は生憎の雨。しかしせっかくの休みなんだから乗らなきゃ損損という気持ちで広州駅に向かった。10時半に駅に到着したら10時56分発のため、すでに改札は始まっていた。ホームには25G型車両が停車しており、私が乗車する8号車は途中乗車用の車両のため、ガラガラ。お昼の時間帯で27キロ先の広州北に停車する列車はこのK326次しかない。撮り鉄で金温線カラーを見たため、今回期待をしたが、残念ながら普通の25G塗装だった。
ホームの先端の方では乗客が押し合う凄まじい光景が繰り広げられている。向かい側の席はおじいさんと孫娘と思われる女の子が座っていた。今日は孫娘の両親が住む花都に彼女を届けてやるのだそうだ。
この人はなんと、広州車両段で車両整備をしている人で、あと2年で退職を迎えるという。住まいは広州鉄道集団公司本社ビルがある中山一路の鉄道関係者のアパートに住んでいる。会話の途中で面白い物を見せてもらった。有効期限内なら、チチハル、ゴルムド、攀枝花までの距離を無料で硬座、硬臥に乗車できるフリーパス「硬席臨時定期乗車証」を見せてもらった。鉄道職員の福利厚生にふさわしく、休みの日にどこかに出かけることができる、夢のフリーパスだった。
鉄道職員として、中国鉄道の現状を聞いてみると、高速列車は誕生しているものの、レール基盤が弱すぎるという回答だった。しかし、「現在武漢から広州新駅(番禺石壁)まで高速路線を建設中だから、ようやくまともな列車を動かせる」と将来の技術には悲観はなかった。
たった20分の乗車だったが、密度の濃い会話で、あとで電話番号を聞いて置けばよかったと後悔した。そのうち、車両段には撮影に行くから、そのときまた会えればと思う。
広州北に着いても雨は止むことなくさらに強く降り続いた。出口付近には長距離バスターミナルがあり、さらに道の向こう側には広州各地のバスターミナルに行くバスターミナルがあった。昼間から午後まで友達と5時間ほどしゃべり続け、夕方、広州市客運站へ向かう発車10分間隔の大型バス(15元、1時間)に乗って広州に戻った。
私の乗車距離は140361キロです。